からす座は、
台形のような星の並びが
特徴的な春の星座です。
春の大曲線の
終点の星座でもあり、
トレミーの48星座の一つ
でもあります。
からす座には
どんな恒星があるのか
からす座に属する銀河は?
など、からす座の特徴について
まとめました。
からす座の恒星と銀河など 星座の特徴について
からす座にはあまり明るい星が無いので、
最初は判りにくいかもしれませんが、
一度見つけてしまうと、
あの特徴的な台形が、
意外と目に付く星座です。
小ぢんまりとした星座ですが、
3等級の星が、四角く4つ並んでいる様は
日本では”帆かけ星” ”四つ星”
などと呼ばれて古くから親しまれています。
では、からす座の主な恒星から
見ていきましょう!
明るい順にご紹介していきます。
からす座の主な恒星
γ星・・・ギェナー:3等星
からす座の中で一番明るい恒星。
アラビア語の”からすの右翼”
が固有名:ギェナーの由来となっています。
β星・・・クラズ:3等星
からす座の中で2番目に明るい恒星。
固有名の由来は不明です。
δ星・・・アルゴラブ:3等星
主星Aと伴星Bから成る二重星(連星)
アラビア語の”からすの翼”
が固有名:アルゴラブの由来となっています。
ε星・・・ミンカル:3等星
アラビア語の”からすの嘴(くちばし)”
が固有名:ミンカルの由来となっています。
α星・・・アルキバ:4等星
アラビア語の”テント”
が固有名:アルキバの由来となっています。
η星・・・固有名なし:4等星
次に、からす座に属する銀河を見てみましょう!
からす座の銀河
触角銀河
NGC 4038とNGC 4039という2つの銀河が
衝突している相互作用銀河です。
まるで、昆虫の触角が2本伸びたような
テイルを伸ばした形をしているので、
触角銀河と呼ばれています。
テイル以外の、衝突している本体の部分は
リボンか、ハート形のような形をしていて、
とても可愛らしい銀河です。
別名、アンテナ銀河・リングテール銀河
とも言われています。
元々、NGC 4038は棒渦巻銀河、
NGC4039は渦巻銀河で、
将来は一つの核になる、
と考えらえれています。
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