夜空に輝く”W”の形の星座
といえば、カシオペヤ座ですね!
でも、”カシオペア座”と
表記されている時もあって、
どちらが正しいのか、
迷いますよね?
”カシオペア座”と”カシオペヤ座”
どっちが正解なのか、
解明してみたいと思います。
カシオペア座とカシオペヤ座 どっちが正しい?
”カシオペア座”と”カシオペヤ座”
どちらの表記もよく見かけますよね?
これは、日本語表記としては、
どっちも正しいし、間違いではないんです。
外国語の音を日本語の音に置き換える時に、
微妙なものって結構ありますよね。
(というより、すっきり置き換わるものの方が
少ないんじゃないかと思います。)
例えば、
”カナリア” ”カナリヤ”
”サファイア” ”サファイヤ”
”リタイア” ”リタイヤ” etc…
このように、どちらでも表せるもの、
どちらの表記も使われているものは、
比較的多いと思います。
したがって、
”カシオペア座”と”カシオペヤ座”は
日本語としては、どちらも間違いではない、
と言えると思います。
ただ、学術書や学校の教科書などでは
”カシオペヤ座”と表記されているので、
学校のテストなどでは”カシオペヤ座”
と書いたほうがいいでしょうね。
日本では、最初、1944年の日本学術会議で、
”カシオペイア座”が正式で、
”カシオペヤ座”と表記しても良い、
という風に、一旦は結論付けられました。
その後、1952年の日本学術会議で、
星座名は、平仮名か、
片仮名で表記することが決定し、
それぞれの星座名も決定しました。
それが、日本の星座の正式名称として、
現在まで引き継がれているのですが、
それによると、”カシオペヤ座”
が、正式な学術用語です。
なので、どちらが正しいか、
白黒つけろ!と言われれば、
”カシオペヤ座”が正しい、
ということになりますね。
でも、今までの例から見ても、呼称は、
より多く使われている方へと定着してゆく、
という流れになっていますよね。
定着してしまっている例としては、
”イタリア” ”ピアノ” ”タイヤ” etc…
もっとたくさんあると思います^^
そして、今の日本では、
学術用語としては正しい”カシオペヤ座”
よりも、”カシオペア座”のほうが、
より多く使用されているのではないかな~、
と、個人的には思っています。
※あくまで個人的感想です!
上野~札幌間の寝台列車も
”カシオペア”ですしね!
少し逸れますが、
しぶんぎ座流星群のように、
一旦、りゅう座ι流星群(りゅうざイオタりゅうせいぐん)に
改名されたものの、
それまでの馴染みのある”しぶんぎ座流星群”
と観測者が呼び続けているうちに
正式名称がまた元の”しぶんぎ座流星群”に戻った、
という例もあります。
これは発音とは何の関係もありませんが^^;
多く使われる方へ定着していく、という例として。
なので、次に、星座名などの見直しがあったら、
(あるかどうかはわかりませんが・・・)
”カシオペア座”になっているかもしれませんね!
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