アンドロメダ座って、
どんな星座かご存知ですか?
星座よりも、アンドロメダ銀河のほうが
よく耳にするかもしれませんね。
アンドロメダ座を構成する星の名前や
大星雲(アンドロメダ銀河)など、
アンドロメダ座の特徴や、
見つけ方などについてまとめています。
アンドロメダ座の特徴について 銀河や恒星の名前を解説
アンドロメダ銀河
アンドロメダ座の特徴といえば、
まず最初に挙げられるのが
”アンドロメダ銀河(アンドロメダ大星雲)”
ですね!
アンドロメダ銀河は、
肉眼でも見ることができる渦巻銀河
として、天文ファンの間では
とても人気のある天体です。
銀河なのに大星雲とも呼ばれているのは、
昔は銀河も星雲もよく解明されておらず、
混同されていたため、その名残りです。
アンドロメダ銀河は”M31”という
別名(!?)がありますが、
この”M”というのは、
フランスの天文学者、
”シャルル・メシエ”の頭文字です。
メシエは、”メシエカタログ”といわれる
星雲・星団などのカタログを作成しており、
M31というのは、そのメシエカタログの
31番、という意味です。
地球からの距離は約250万光年。
約1兆個の恒星から成り立っている、
といわれています。
アンドロメダ銀河には、伴銀河が
14個以上あるといわれています。
その中で、最も大きく、明るい銀河がM32で、
2番目がM110です。
伴銀河とは、大きな銀河の周りを公転する
小さな銀河のことです。
銀河の周りを銀河が回る・・・
何とも壮大なスケールですね!
それでは、アンドロメダ座を構成する
主な恒星を見ていきましょう。
α星・・・アルフェラッツ:2等星
以前はペガスス座にも所属していたため、
”ペガスス座δ星”とも呼ばれていた。
(現在この呼び名は使われていません)
アルフェラッツとは、アラビア語で
”馬のへそ”という意味だそうで、
ペガスス座に属していた頃の名残りですね。
そして、アルフェラッツは、
ペガスス座の星とともに、
”秋の大四辺形(ペガススの四辺形)”
を、形作る星の一つです。
秋の四辺形について、
詳しくは以下の記事にまとめてありますので
ご参照ください。
↓ ↓
秋の四辺形の見つけ方 星座と星の名前 北極星を探す目印にも
ペガスス座 秋の大四辺形の動き 方角と位置(高度)による探し方
β星・・・ミラク・2等星
アラビア語で”腰”の意味を持つ。
γ星・・・アルマク・2等星
オレンジとグリーンの二重星。
アラビア語で”カラカル(ヤマネコの一種)”
の意味を持つ。
S星・・・アンドロメダ銀河の中にある超新星。
アンドロメダ座の見つけ方は、
カシオペヤ座を目印にしてください。
カシオペア座は”W”の形が有名な星座で、
すぐに見つけられると思います。
そのすぐ近く、北極星とは反対側に
アンドロメダ座があります。
(アルファベットの”A”のような形に
見えなくもないです^^;)
9月上旬ごろなら、午前2時ごろに
ちょうど天頂に位置しています。
アンドロメダ座のその他の時間帯の動きについては
以下の記事に詳しくまとめてありますので
ご覧ください。
↓ ↓
アンドロメダ座の見つけ方 方角と位置を月毎、時間帯別に解説
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アンドロメダ座の神話 カシオペア座とペルセウス座との関係は?