4月こと座流星群とは
どんな流星群なんでしょうか?
4月こと座流星群は、
こと座付近に放射点を持つので
このように呼ばれています。
流星群の活動時期
見頃の時間帯
どの方角を見ればよいのか
など、
4月こと座流星群について、
解明していきたいと思います。
4月こと座流星群とは?
4月こと座流星群とは、毎年、
4月中旬から4月下旬にかけて出現し、
4月22日から23日頃に
極大(ピーク)※を迎える流星群です。
極大(ピーク)について、詳しくは
こちらをご覧ください → 極大(きょくだい:ピーク)とは
4月こと座流星群は、
流星群の中でも歴史が古く、
2000年以上も前の観測記録が
残っているそうです。
そして、
突発出現が見られることでも有名
な流星群です。
流星の出現数は、
通常ピーク時で10個程度。
※流星の観測数は、光害や月明かりなどの
条件によって、かなり左右されます。
天体観測に適した条件等については
こちらをご覧ください。
↓ ↓
天体観測のルールとマナー、条件、注意点など
ただし、気まぐれな
突発出現を見せる流星群なので、
目が離せない側面がありますね・・・
※突発出現時には100個を超える
活発な活動が記録されたこともあります。
ただ、時間的にとても短いので
(約1時間ほど)
突発出現がもし起こったとしても、
観測できるかどうかは運次第ですね・・・
一番流星が見つけやすいのは、
やはり極大(ピーク)時で、
これは年によって違うので、
その年の最新情報を確認してくださいね!
今年のこと座流星群のピーク日時などの最新情報は
以下の記事をご覧ください。
↓ ↓
4月こと座流星群 2020年のピークの時間帯 どの方角を見ればいい?
その他のこと座の情報はこちら!
↓ ↓
こと座の特徴と恒星の名前 見える時期と見つけ方
放射点(輻射点)は、
こと座とヘルクレス座の間ぐらいで、
ピーク(極大)時(4月22日~23日ごろ)は
午後8時ごろに北東の方角から昇ってきます。
その後、午前4時ごろに天頂に達します。
日の出は午前5時ごろなので、
その少し前くらいまでが、
放射点の高度が高く、
観測しやすいでしょう。
母天体は、サッチャー彗星
(C/1861 G1 Thatcher)です。
公転周期は400年以上と、
非常に長いです。
4月こと座流星群は、
以前は”こと座流星群”あるいは
”こと座κ(カッパ)流星群”
と呼ばれていましたが、
2009年に国際天文学連合によって
”4月こと座流星群”と改名されました。
国際天文学連合について、詳しくは
こちらをご覧ください → 国際天文学連合とは
なぜ、わざわざ”4月”と
正式名称に付けたんでしょうね?
1月のしぶんぎ座流星群のように、
みんなが”こと座流星群”と呼んでいれば
また改名されるんでしょうか?
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