10月りゅう座流星群
(ジャコビニ流星群)の
2020年の最新情報です。
今年のピーク(極大日時)はいつか?
一番の見頃の時間帯は?
月明かりの影響は?
など、2020年の
10月りゅう座流星群について
まとめました。
りゅう座流星群 2020年のピーク・見頃の時間帯は?
りゅう座流星群は、正式名称を
”10月りゅう座流星群”といい、
以前は母天体の名前にちなんで
”ジャコビニ流星群”
と呼ばれていました。
10月りゅう座流星群についての
詳しい情報(活動期間など、毎年変わらない情報)は、
以下の記事をご覧ください。
↓ ↓
りゅう座流星群とは 放射点の位置や方角・見つけ方 母天体は?
さて、今年の10月りゅう座流星群のピーク(極大)は
2020年 10月8日(木) 午後9時ごろ
と予想されています。
放射点の高さや、
月明かりの条件を考慮すると、
一番の見ごろの時間帯は、
10月8日の日没(午後5時過ぎごろ)~
極大時刻(午後9時ごろ)
(日没頃、放射点の位置が一番高く、
月の出が午後9時ごろなので)
となるでしょう。
月齢は21
下弦近くの半月です。
月の出は 午後9時過ぎ
東北東の地平より
顔を出します。
そして一晩中、月が出ているので、
月の出以降は、
月明かりが目に入らない方向を
見るようにして下さいね!
では、次の章では、
具体的なりゅう座の位置と、
放射点の方角を
見ていきたいと思います。
りゅう座流星群 2020年の方角はどのあたり?
では、りゅう座流星群の放射点(輻射点)の
方角と位置を、詳しく見ていきましょう。
まず、今年のピーク時刻である
午後9時ごろですが、
りゅう座は北北西の空、
高度約15°~50°の位置に、
放射点は北西の空、高度約40°の
位置にあります。
日の入り(午後5時過ぎ)ごろは、
放射点は北北西、高度約70°の位置にあり、
この頃が一番、放射点の高度が高いです。
流星は放射点の高度が高いほど
よく観測できるので、
日没直後から数時間ぐらいが
最も見つけやすい時間帯です。
さらに、今年のピークは
午後9時との予想なので、
ピークの時間帯とも重なり、
今年の観測条件は良いですね!
りゅう座はその後、徐々に、
北西寄りに高度を下げていき、
日が変わって10日
午前3時ごろから午前5時ごろ、
放射点は、北の地平に沈むか沈まないか、
という、ギリギリのところにあります。
(りゅう座全体は完全に地平には沈みません)
流星群観測の際に、
どの方角を見ればよいかが、
よく話題に上がりますが、
放射点を観測するのでないなら、
どの方向を向いていても問題はありません。
流星は放射点を中心に
全天に流れるので、
明かりが目に入らない、暗いところに
目を向けるようにして下さいね!
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