今年・2020年(令和2年)の
しし座流星群の最新情報です。
今年の極大日(ピーク日時)はいつか
一番の見頃の時間帯は?
放射点の方角は?
など、今年のしし座流星群について
まとめました。
しし座流星群の特徴など、
基本的な情報は以下の記事をご覧ください。
↓ ↓
しし座流星群とは 特徴と仕組み 母天体と次回大出現は?
しし座流星群 2020年のピークはいつ?時間と方角はどっち?
しし座流星群の特徴は、
何といってもそのスピードです。
対地速度は、秒速71kmで、
これは全流星群中で、トップの速さです。
速度が速いほど
明るい流星や火球が多く、
流星痕を残すものも多いので、
華やかで、見ごたえがある流星群です。
火球と流星痕について詳しくは
こちらをご参照ください ⇒ 火球とは 流星痕とは
さて、今年のしし座流星群の極大日は、
2020年 11月17日(火) 午後7時ごろ
と予測されています。
月齢は 2
新月に近い、細い三日月です。
午後、6時半ごろには沈むので、
月明かりの影響の心配はいりません。
この時期の獅子座の動きですが、
日が変わる頃(午前0時ごろ)に
しし座が東の地平より顔を出します。
そして、日の出ごろ(午前6時半ごろ)に
天頂近くに達し、
放射点が一番高い位置に来ます。
流星は、放射点が高いほど見えやすいので、
一番の見頃は
11月17日(火)夜から
18日(水)の未明にかけて
となります。
ピーク時は、まだしし座(放射点)は
地上に昇っていませんが(日本では)
今年は月明かりの影響もなく、
ピークに近い時間帯に
観測できそうなので、
今年のしし座流星群の条件は
割と良い方ですね!
さて、しし座流星群が見える方角ですが、
流星は、放射点を中心に
全天に流れるので、
流星の観測なら、
どの方向を向いていても問題ありません。
出来るだけ明かりの少ない方角を、
一点集中ではなく、広範囲を
ぼんやり眺めていてください。
放射点を観測するなら、
しし座の動きを追ってください。
午前0時ごろ、
東の地平あたりにあり、
明け方にかけて、
天頂近くに移動していきます。
しし座流星群の母天体は、
テンペル・タットル彗星(55P/Tempel-Tuttle)
公転周期は約33年の周期彗星です。
しし座流星群は、定期的に(約33年毎)
大出現を見せてきましたが、
残念ながら、当分は、大出現は期待薄、
と予想されています。
2001年には1時間あたり2000個という
流星雨を見せてくれました。
次回大出現は、2030年代前半ごろ、
と予想されていますが、
2001年のような大規模な出現は
期待薄だと言うことです。
しかし、これらはあくまで予測なので・・・
今年も何が起こるか判らないので
流星群からは目が離せませんね!
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