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ぎょしゃ座のギリシャ神話 3人の馭者(ぎょしゃ)の物語

投稿日:2019年4月16日 更新日:

ぎょしゃ座は、
一等星のカペラを有する星座で、

その由来となったギリシャ神話は
複数伝えられています。
 

今回は、その中でも、

代表的な三つの物語を
ご紹介しようと思います。

 

 

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ぎょしゃ座のギリシャ神話 エリクトニウスの物語

 女神・アテナ
 

アテナイ王・エリクトニウスは、

鍛冶神・ヘパイストスと、
女神・アテナとの間に生まれました。
 

エリクトニウスの母は、女神・ガイア、
 あるいは、アテナイ王クラナオスの娘・
 アッティスであるとも言われています。

 

アテナは、エリクトニウスを不死にするため、
大蛇と一緒に箱に入れ、

初代アテナイ王ケクロプスの3人の娘に預け、

 

「何があっても、決して

  この箱を開けてはいけません」

 

と、言い残しました。

 

しかし、3人の王女は好奇心に勝てず、
箱を開けてしまいます。

 

するとそこには、赤ん坊と
それを抱く大蛇の姿があり、

王女たちは大蛇に殺されてしまいました。

 

赤ん坊自身が大蛇であった、あるいは、
 赤ん坊のの下半身が大蛇であった、
 ともいわれています。
 

 また、王女たちは、箱の中の大蛇を見て、
 あるいは、女神・アテナの怒りによって
 気が振れてしまい、
 
 アクロポリスから身を投げて死んでしまった、
 ともいわれています。

 

その後、エリクトニウスはアテナに育てられ、
アテナイ王となりました。

 

 

足が不自由だったエリクトニウスは、
車椅子のようなものを考案し、

それを戦場においても
自ら駆使して武功を挙げ、
 

これを称えたゼウスが天に上げ、
ぎょしゃ座になった、といわれています。

 

 

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ぎょしゃ座のギリシャ神話 ミュルティロスの物語

 ヘルメス
 

ミュルティロスはオリンポス十二神の一人・
ヘルメスの息子で、

ピサ王・オイノマオスの馭者(ぎょしゃ)でした。

 

オイノマオスは以前に、

”娘(ヒッポダメイア)の婿に殺される”

との神託を受けていたので、
 

娘の求婚者を次々と戦車競走を仕掛けて殺す、
という蛮行を行っていました。

 

 

ある時、英雄・ペロプスが娘・ヒッポダメイアに
求婚をしにきました。

 

いつものように、オイノマオスは
ペロプスに戦車競走を持ちかけます。

 

しかし、ペロプスに恋をしたヒッポダメイアは
彼と共にミュルティロスを買収し、

オイノマオスの戦車に細工をして
戦車競走に勝利します。

 

オイノマオスは死の瞬間に、
ミュルティロスの裏切りに気付き、

彼がペロプスの手に掛かって殺されるように
呪いをかけて死んでいきました。

 

そして、ミュルティロスは、
褒美を与えたくないペロプスによって、

ゲライストス岬から突き落とされ、
死んでしまいました。

 

ヘルメスは息子の死を悲しみ、

ミュルティロス天に上げてぎょしゃ座にした、
とされています。

 

 

ぎょしゃ座のギリシャ神話 ヒッポリュトスの物語

 

ヒッポリュトスは、アテナイ王・テセウスと、
アマソンのヒッポリュテの息子とされています。
 

ヒッポリュトスの母は、メラニッペ、あるいは
 アンティオペだともいわれています。

 

ヒッポリュトスは、女神・アルテミスと共に、
狩猟をしながら暮らしていましたが、

ある時、継母であるパイドラ(父王・テセウスの妻)
に求愛されます。

 

ヒッポリュトスはこれを拒み、
それを逆恨みしたパイドラは、

夫であるテセウス王に

”ヒッポリュトスに襲われそうになった”

と虚偽報告をし、自殺してしまいました。

 

テセウスはパイドラの讒言を真に受け、

かつてポセイドンから与えられた
3つの願いを行使し、

息子・ヒッポリュトスに呪いをかけました。

 

 

そして、ヒッポリュトスが
海岸を戦車で走っていた時、

ポセイドンが送り込んだ怪物が
海から現れます。

 

戦車を率いる馬達がそれに驚いて暴れ、

ヒッポリュトスは戦車から投げ出されて
死んでしまいました。

 

他説では、ヒッポリュトスは
 手綱に絡まりながら瀕死の状態で
 テセウス王の元にたどり着き、

 アルテミスより真相を聞いたテセウスと和解し、
 父の腕の中で死んだ、とも言われています。

 

 

このヒッポリュトスがぎょしゃ座になった、
とも言われていますが、

彼の死を悼んだアルテミスが、
名医・アスクレピオスに頼み、
蘇らせた、ともいわれています。

 

しかし、それが、大神・ゼウスの逆鱗に触れ、

アスクレピオスは雷で撃ち殺された、
あるいは冥界に落とされた、

などとも伝えられています。

 

 

いずれの話も、釈然としないというか、
理不尽さが拭いきれない感が残りますね~

 

まあ、ギリシャ神話は圧倒的に
こういう、何かモヤモヤ感が残る話が多いですね・・・

 

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