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星座・星・神話

うみへび座の恒星や星雲・星団、銀河団など星座(天体)の特徴

投稿日:2019年5月27日 更新日:

うみへび座は、
トレミーの48星座の1つで、

全天88ある星座の中で、
最も大きな星座です。
 

うみへび座にはどんな恒星があるのか

星雲や星団は?

うみへび座銀河団について
 

など、星座(天体)としての
うみへび座の特徴について
まとめました。

 

 

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うみへび座の恒星


 

うみへび座の大きさは全天一ですが、
”大きい”というよりは

蛇といわれるだけに”長い”です。

 

天球上で、うみへび座の頭は、
黄道十二星座のかに座から、

尻尾はてんびん座まで伸びています。

 

α星(2等星)以外は
3等級以下の星しかないので、

夜空で全体像を把握するのは
ちょっと難しいかもしれません。

 

 

では、うみへび座を構成する主な恒星を、
明るい順に見ていきましょう!

 

 クリックで拡大します

 

α星・・・アルファルド:2等星

     うみへび座で最も明るい恒星。

     アラビア語で”孤独なもの”
     という意味を持つ。

     うみへびの心臓あたりに位置することから、
     別名をコル・ヒドラエとも言い、

     これは、ラテン語で”蛇の心臓”という
     意味を持つ。

     地球からの距離は約180光年。

 

 

γ星・・・固有名なし:3等星

     うみへび座で2番目に明るい恒星。

     地球からの距離は約130光年。

 

 

ζ星・・・固有名なし:3等星

     地球からの距離は約170光年。

 

 

ν星・・・シェラシフ:3等星

     アラビア語で”肋骨(ろっこつ)”
     という意味を持つ。

     地球からの距離は約145光年。

 

 

π星・・・固有名なし:3等星

     地球からの距離は約100光年。

 

 

ε星・・・アーシュレーシャー:3等星

     4つor5つからなる多重星。

     地球からの距離は約130光年。

 

 

ξ星・・・固有名なし:4等星

     地球からの距離は約130光年。

 

 

λ星・・・固有名なし:4等星

     地球からの距離は約120光年。

 

 

μ星・・・固有名なし:4等星

     地球からの距離は約250光年。

 

 

θ星・・・固有名なし:4等星

     地球からの距離は約130光年。

 

 

ι星・・・ウクダー:4等星

     アラビア語で”結び目”
     という意味を持つ。

     地球からの距離は約240光年。

 

 

υ1星・・・Zhang:4等星

     地球からの距離は約260光年。

 

 

σ星・・・ミンキル:4等星

     地球からの距離は約380光年。

 

 

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うみへび座の星雲・星団、銀河団など星座(天体)の特徴

うみへび座に属する主な
星雲・星団、銀河団です。

 

 クリックで拡大します

 

M48・・・散開星団

     うみへびの口の先のほう、
     こいぬ座のプロキオンや、いっかくじゅう座の
     近くに位置しています。

     地球からの距離は約1500光年。

 

 

M68・・・球状星団

     からす座との間にある小さな星団。

     地球からの距離は約3万3千光年。

 

 

M83・・・棒渦巻銀河

     うみへびの尻尾の部分、
     π星とγ星の間にあります。

     赤い光の領域が、まるで火花のようで、
     その見た目から、別名”南の回転花火銀河”
     とも言われています。

     地球からの距離は約1500万光年。

 

 

NGC3242・・・惑星状星雲:木星状星雲

     μ星の近くにある惑星状星雲。

     大きさや色、見た目が木星そっくりなので
     木星状星雲と名付けられました。

     地球からの距離は約2万6千光年。

 

 

Sh2-313(Abell 35)・・・惑星状星雲

     γ星とからす座との間にあります。

 

 

うみへび座銀河団(Abell 1060)

 

     150個以上の明るい銀河を含み、
     うみへび座・ケンタウルス座超銀河団に
     属する銀河団。
 

     全長は約1千万光年。
 

     NGC3309・NGC3311・
     NGC3312が、

     うみへび座銀河団に属する最大の銀河で、
     それぞれ直径が約15万光年あります。
 

     地球からの距離は約1億6千万光年。

 

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