しし座流星群の特徴や仕組みを
解説しています。
活動期間や母天体など、
毎年変わらない情報をまとめました。
極大日時(ピーク)は毎年変化するので、
その年の最新情報をチェックしてくださいね!
今年・2019年のしし座流星群の
最新情報はこちら!
↓ ↓
しし座流星群 2019年のピークはいつ?時間と方角はどっち?
しし座流星群とは 特徴と仕組み
しし座流星群とは、
しし座の中に放射点(輻射点)を持つので
”しし座流星群”と呼ばれています。
その特徴は、何と言っても
対地速度が速いことが挙げられるでしょう!
なんと、秒速71kmで、
これは、全流星群中でトップのスピードです。
対地速度が速い流星群は、
明るい流星の割合が多く、
流星痕が長く残るものが多いのも
特徴の一つです。
そして、明るい流星の中でもひときわ明るい
”火球”も多く観測されています。
火球と流星痕について詳しくは
こちらをご参照ください ⇒ 火球とは
しし座流星群の活動期間(出現期間)は、毎年、
11月上旬から下旬ごろにかけてで、
ピーク(極大日)は11月17日か18日頃に
なることが多いです。
この時期のしし座の動きは、
日が変わる頃に東の地平より顔を出し、
日の出ごろに天頂近くに達します。
流星は、放射点が高いほど見えやすいので、
一番の見頃は、極大日時に近い日の
深夜から明け方ごろにかけてです。
流星は、放射点を中心として、
全天に流れるので、
流星を見るなら、
方角はどこを向いていても構いません。
放射点を観測するなら、
東から天頂方向にあるしし座を探してください。
この時期のしし座の見つけ方は、まず、
北東の空にある北斗七星を探してください。
北斗七星から東の方へと視線をずらしていくと、
同じくらいの高度のところにしし座があります。
ピーク日時は毎年変わるので、
その年の最新情報をチェックしてくださいね。
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最新情報はこちら!
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しし座流星群 2019年のピークはいつ?時間と方角はどっち?
しし座流星群の母天体と次回大出現は?
しし座流星群の母天体は、
テンペル・タットル彗星(55P/Tempel-Tuttle)です。
テンペル・タットル彗星は、
公転周期が約33年の周期彗星です。
この、33年という周期に合わせるように
過去、大出現を繰り返しているんです。
日本では、2001年に、
1時間に1,000個以上観測される
”流星雨”となりました。
次回大出現は、2034年頃と予想されていますが、
多くても1時間に数百個ほどで、
流星雨にはならない、といわれています。
ただ、過去には、
予想外の突発出現を見せる流星群の例も
あったわけで・・・
何が起こるかわからないので
目が離せません^^
しし座流星群は、大出現以外の時は、
1時間あたり数個~10個程度と、
わりと大人しい流星群ですが、
火球や流星痕を長く残すものも多く観測される、
見ごたえのある流星群なので、
ぜひ一度、観測してみてくださいね!
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