おうし座流星群とは、
どのような流星群か、ご存知ですか?
どんな特徴があるのか
時期はいつごろなのか
放射点の方角と母天体は?
など、おうし座流星群の
毎年変わらない情報を
まとめています。
※極大日(時間)などは毎年変化しますので、
その年の最新情報をチェックしてください。
今年・2020年(令和2年)の
おうし座流星群の最新情報はこちら!
↓ ↓
おうし座流星群 2020年のピークの時間と方角は?見頃は何時頃?
おうし座流星群とは 特徴と放射点の方角 母天体は?
おうし座流星群は、
おうし座南流星群とおうし座北流星群
この2つで構成されています。
活動時期(出現期間)は、毎年、
10月下旬ごろから11月中旬ごろで、
南群は11月6日頃、北群は11月13日頃に
ピーク(極大日)を迎えます。
ピークといっても、
活動期間中の1か月くらいは
目立った数の増減は無く、
ピーク日時はあまり
気にしなくても良い流星群です。
おうし座流星群の対地速度は、
南群・・・27km/s
北群・・・29km/s
と、非常に遅く、
ゆっくりと流れるものが多いです。
そして、明るい流星が多く、
火球がよく観測される
のも特徴の一つです。
火球とは、
”どの惑星よりも明るい流星”
と定義づけられています。
流れている途中で、爆発したように
パッと明るい光を放つ流星で、
流星痕(流星が通った後の、残光のようなもの)を
長く残すものが多く、非常に見応えのある流星です。
1時間あたりの観測数は、
条件の良いところで5~10個程度と、
あまり活発なほうではありませんが、
火球の確率が高いため、
その分、見応えがある流星群です。
この時期のおうし座の動きは、
午後6時ごろ、東の地平より顔を出し、
午前1時ごろに南中(ほぼ天頂近くにあります)
日の出ごろ(午前6時ごろ)
西の空、高度約30°付近にあります。
東から昇り、天頂付近を通って西に沈む、
という、非常にオーソドックスな動きですね!
放射点(輻射点)の位置は、
おうし座南流星群
おうし座北流星群
このようになっています。
おうし座流星群の母天体は、
南群・北群ともに、
エンケ彗星(2P/Encke)
だといわれています。
エンケ彗星は
公転周期が約3.3年という、
短い周期で太陽の周りを
公転する周期彗星です。
少し前に、
おうし座流星群の小惑星が地球に衝突か!?
と話題になっていましたが、
それについては別記事にまとめてありますので、
そちらの記事をご参照ください。
↓ ↓
おうし座流星群の小惑星が地球衝突ってどういう意味!?
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