中秋の名月のお月見の時の食べ物で、
最近、おしるこやもなか、
スイートポテトなどが人気ですが、
さて、この3つの中で、
中秋の名月に由来する食べ物は
どれが、ご存知でしょうか?
その起源や由来を
解説してみたいと思います。
中秋の名月に由来する食べ物は、おしるこ もなか スイートポテトのうちどれ?
中秋の名月に由来する食べ物といえば、
月見団子や里芋などが定番ですよね!
でも最近は、おしるこやもなか、
スイートポテトなんかも
人気なんだそうです。
さて、この3つの中で、
中秋の名月に由来する、
ちょっと歴史のある
食べ物があるんですが、
どれのことだか、ご存知でしょうか?
それは、
”最中(もなか)”
なんです。
最中は、薄皮の中に
餡を包んだ和菓子で、
アイスクリームを入れた
和洋折衷のお菓子としても
人気ですよね!
”最中”という言葉の起源は、
約1,200年前の平安時代、
歌人・源順(みなもとのしたごう)が、
”水の面に照る月なみを数ふれば
今宵ぞ秋の最中なりける”
と呼んだ歌にある、といわれています。
秋の最中の月とは、十五夜の月=満月
という意味があるのだそうです。
後に、宮中での月見の宴の時に
出された白くて丸い餅菓子を見て、
源順の歌を知っていた公家達が
”もなかの月”と話していたのが
そのまま そのお菓子の名前になった
といわれています。
参照:wikipedia
その後、江戸時代中ごろに、
吉原にあった”竹村伊勢”という煎餅屋が、
”最中の月”という干菓子(せんべい)を
売り出しました。
さらに、餡を”最中の月(せんべい)”で
挟んだものが”最中饅頭”として売り出され、
これが現在の最中の原型となったそうです。
その後、皮や形に様々な改良がなされ、
明治時代ごろに、現在の”最中”という
お菓子になりました。
※丸形だけでなく、様々な形で
作られるようになったため、
”月”が省かれて、単に”最中”
と呼ばれるようになりました。
以上が最中の由来です。
おしるこが人気なのは、月見団子を入れて、
アレンジ(というほどでもないですが^^;)
して食べることが多いからでしょう。
そして、スイートポテトは、
お月見には、季節の収穫物(さつまいも)を
お供えすることに因んで、
それをお菓子にして
お供えしたからだと思います。
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