天文ブログ

天体ショースケジュールや天文現象について書いています。

星座・星・神話

とも座とは 主な恒星や星団・星雲など 星座の特徴について

投稿日:2019年10月31日 更新日:

とも座って、
ちょっと耳慣れない
星座ですよね?
 

とも座は南天の星座で、

日本ではあまり高くまで
昇らない星座なので

知名度が低いのかもしれません。
 

そんな とも座ですが、
 

どんな恒星があるのか

属する主な星団や星雲は?
 

など、とも座という
星座の特徴について
まとめました。

 

 

スポンサードリンク


 

 

とも座とは 主な恒星や星団・星雲など 星座の特徴について


 

とも座は、今はもう無くなってしまった
”アルゴ座”が解体されてできた星座です。

 

アルゴ座というのは、ギリシャ神話の
アルゴー号がモデルとなった星座でしたが、
 

あまりにも大きかったため、

”とも座” ”りゅうこつ座” ”ほ座”

の、3つに分けられました。

 

※旧アルゴ座(りゅうこつ座・とも座・ほ座)の傍に、
 ”らしんばん座”がありますが、

 らしんばん座はアルゴ座ができた後、
 分割される前に、新たに制定された星座です。

 

 

とも座の ”とも” は、
漢字で ”艫” と書き、

その意味は、船尾
(船の後ろの部分)です。

 

とも座はアルゴ座(アルゴー船)の
船尾の部分にあたります。

 

 

アルゴ座に付されたバイエル符号が
3分割後もそのまま使われることになったため、

とも座にはα星とβ星がありません。
(ほ座も一緒です)
 

※バイエル符号とは、恒星に付された記号で、
 主にギリシャ文字(α・βなど)が使用されています。

 

 

なお、全天でα星が無い星座は、

”とも座” ”ほ座” ”じょうぎ座” ”こじし座”

の、4星座だけです。

 

 

では、とも座の主な恒星を、
明るい順に見ていきましょう!

 

 

スポンサードリンク


 

 

とも座の主な恒星

 クリックで拡大します

 

ζ星・・・ナオス:2等星

     とも座の中で最も明るい恒星です。

     固有名の”ナオス”はギリシャ語で
     ”船”という意味を持つ言葉に由来します。

     地球からの距離は約1080光年です。

 

 

π星・・・3等星

     とも座の中で2番目に明るい恒星です。

     地球からの距離は約810光年です。

 

 

ρ星・・・トゥレイス:3等星

     脈動変光星(たて座δ型変光星)

     固有名の”トゥレイス”はアラビア語で
     ”小さな楯”という意味を持つ言葉に由来します。

     地球からの距離は約65光年です。

 

 

τ星・・・3等星

     地球からの距離は約180光年です。

 

 

ν星・・・3等星

     地球からの距離は約370光年です。

 

 

σ星・・・3等星

     二重星(連星)

     地球からの距離は約195光年です。

 

 

ξ星・・・Azmidi:3等星

     2つの伴星を持っています。

     地球からの距離は約1020光年です。

 

 

では次に、主な星団・星雲を
見ていきましょう!

 

 

とも座の主な星団・星雲

 クリックで拡大します

 

M46・・・散開星団

      細かい恒星が星雲のように
      集まっているように見える星団です。

      中にNGC2438:惑星状星雲がありますが、
      見かけ上同じなだけで、

      地球からの距離には隔たりがあります。

      M46の地球からの距離は
      約6000光年です。

 

 

M47・・・散開星団

      M46の近くにある、明るく
      はっきりとした恒星が多い散開星団です。

      地球からの距離は約3700光年です。

 

 

M46とM47はすぐ近くにあるので
”南天の二重星団”とも呼ばれています。

 

 

M93・・・NGC2447:散開星団

      小さくて明るい星団です。

      地球からの距離は約3600光年です。

 

 

NGC2423・・・散開星団

      M47のすぐ近くにある星団です。

 

 

NGC2438・・・惑星状星雲

      M46の中にあるように見えますが、
      見かけ上で、地球からの距離には
      隔たりがあります。

      地球からの距離は約3000光年です。

 

 

NGC2440・・・惑星状星雲

      地球からの距離は約4000光年です。

 

 

NGC2467・・・散開星団+輝線星雲

      散開星団(NGC2467)と輝線星雲(Sh2-311)
      の複合天体です。

 

 

NGC2477・・・散開星団

      地球からの距離は約3600光年です。

 

 

NGC2451・・・散開星団

 

 

NGC2509・・・散開星団

 

 

NGC2539・・・散開星団

 

 

とも座は、日本では東北より南の地域で
その全体像を見ることが出来ます。

 

あまり高くまで昇らないので、

観測するときは、南側の開けた場所で
見るようにしてくださいね!

 

関連記事

とも座の見つけ方 ゼータ星の位置や高度などひと月ごとの動きのまとめ

ほ座超新星残骸やガム星雲など、主な恒星や星座の特徴について

おおいぬ座 シリウスとは 意味や・色 大きさ・地球からの距離など

 

 

スポンサードリンク


-星座・星・神話
-

執筆者:

関連記事

オリオン座の神話 サソリとアルテミス 2つの物語

ギリシャ神話の英雄・ オリオンの神話をご紹介しています。   彼が天に上げられ、 オリオン座になる前に どんな物語があったのか。   サソリにまつわる話と 女神・アルテミスにまつわ …

ペルセウス座の神話 アンドロメダ座とカシオペア座の伝説と由来【中編】

ペルセウス座の近くには、 アンドロメダ座とカシオペア座がありますが、 この2つの星座も、ペルセウス座の神話に 深くかかわっています。   英雄・ペルセウスの冒険の物語と アンドロメダ・カシオ …

かに星雲

かに星雲とは 名前の由来と年齢や視直径・地球までの距離は?

かに星雲って、 ちょっと可愛らしい ネーミングですよね!   その名前の由来って 何なのでしょうか?   年齢や大きさ(視直径)、 地球までの距離など、 かに星雲についての 色々な …

わし座とアルタイルの神話 ゼウスとガニュメデス、大鷲について

ギリシャ神話は通常 幾通りものパターンがあり、 わし座の神話も 様々な説があります。   今回は、数パターンある わし座の神話について まとめました。     スポンサー …

ペルセウス座の神話 アンドロメダとの結婚 その後の物語【後編】

ペルセウス座の神話、後編です。   アンドロメダを救出し、 妻として共にセリポス島へ 帰ってきたところからの話です。   ペルセウスの誕生とメデューサの討伐、 アンドロメダとの結婚 …