こぐま座は、北極星(ポラリス)を
含む星座として有名ですね!
でも、あまり明るい星が無いためか、
星座自体はちょっと地味な
存在ですよね。
こぐま座には、北極星(ポラリス)
の他に、どんな恒星があるのか、
その名前や、星座の特徴などを
説明していきたいと思います。
こぐま座とは 主な恒星の名前と星座の特徴を説明します
では、早速、こぐま座を構成する
主な恒星の名前とその特徴を
見ていきましょう!
α星・・・ポラリス:2等星
こぐま座の中で最も明るい恒星で、
現在の北極星。
ポラリスA・ポラリスB・ポラリスAb
から成る三重連星。
ラテン語で”極”の意味を持つ。
現在”天の北極”に一番近い星で、
西暦 2,100年頃に、天の北極に
最も近づく、といわれている。
β星・・・コカブ:2等星
こぐま座の中で2番目に明るい恒星で、
今から、約 3,500年前から2,500年ほど前まで
北極星だった星。
アラビア語で”北の星”の意味を持つ。
γ星・・・フェルカド:3等星
アラビア語で”子牛”の意味を持ち、
β星:コカブと共に、”2匹の子牛”
ともいわれている。
ε星・・・Urodelus
ζ星・・・Ahfa al Farkadain
δ星・・・イルドゥン:4等星
トルコ語で”星”の意味を持つ。
この星とポラリスの間あたりに
”天の北極”がある。
η星・・・Anwar al Farkadain
こぐま座は、おおぐま座にある北斗七星のような
ひしゃく形の星の並びをしています。
このため、こぐま座は”小ひしゃく”
と呼ばれることもあります。
ひしゃくの、水を汲む部分が
小熊の胴の部分に当たり、
そこから長く尻尾が伸び、
ポラリスは尻尾の一番先に当たります。
ポラリスとδ星:イルドゥンの間あたりに
”天の北極”があります。
北半球では、天の北極を中心に
恒星が日周運動をしているように見えます。
日周運動
そして、天の北極から
一定範囲内の星は地平に沈みません。
このような星を”周極星”と呼び、
こぐま座に含まれる全ての恒星が
周極星です。
なので、こぐま座は、
時期や時間を気にしなくても
1年中、北の空で見ることができます。
北極星は、β星:コカブから、
現在のポラリスに移り変わってきましたが、
次は、ケフェウス座γ星が
北極星になるといわれています。
約 1,000年後~の話なので、
誰も確認することはできませんが・・・
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