おとめ座は
黄道十二星座の一つで、
西洋占星術でも
有名な星座ですよね!
この記事では、
夜空での、天体としての
おとめ座の特徴をまとめています。
おとめ座を構成する主な恒星
おとめ座銀河団について
など、おとめ座の特徴や
見つけ方なども記しました。
おとめ座とは 主な恒星について
おとめ座は黄道十二星座の一つで、
トレミーの48星座の一つでもあります。
おとめ座α星・スピカは
春の大三角や、春の大曲線を形成する
星の一つとしても有名です。
春の大三角・春の大曲線について、詳しくは
以下の記事をご参照ください。
↓ ↓
春の大三角とは 星の名前と星座 見つけ方は?
では、おとめ座を構成する
主な恒星から見ていきましょう!
α星・・・スピカ:一等星
おとめ座で最も明るい恒星で、
10.5等の伴星を伴う連星(二重星)
ギリシャ語で”穀物の穂先”の意味を持つ。
うしかい座・アークトゥルス、
しし座・デネボラと共に、
春の大三角を形成する。
北斗七星の柄杓の取っ手の延長で出来る
春の大曲線の途中にある。
春の大三角・春の大曲線について、詳しくは
以下の記事をご参照ください。
↓ ↓
春の大三角とは 星の名前と星座 見つけ方は?
β星・・・ザヴィヤヴァ:4等星
γ星・・・ポリマ:3等星
連星(二重星)
ローマ神話の泉・噴水の四柱の
女神のうちの一柱:ポリマより命名された。
δ星・・・ミネラウバ:3等星
ε星・・・ヴィンデミアトリックス:3等星
おとめ座で2番目に明るい恒星。
ラテン語で”ぶどうを摘む女”
の意味を持つ。
ζ星・・・ヘゼ:3等星
η星・・・ザニア:4等星
ι星・・・シュルマ:4等星
ギリシャ語で”ドレスのすそ”
の意味を持つ。
次の章では、
おとめ座銀河団と
おとめ座超銀河団について
説明していきたいと思います。
おとめ座銀河団とおとめ座超銀河団の違いについて
おとめ座銀河団とは、
おとめ座とかみのけ座、しし座の
境界あたりにある銀河の集団です。
約1,500万光年の大きさの中に、
約2,000個ほどの銀河が
集まっているそうです。
主な銀河は、
M49・・・楕円銀河
M58・・・棒渦巻銀河
M59・・・楕円銀河
M60・・・楕円銀河
M61・・・渦巻銀河
M84・・・レンズ状銀河
M87・・・楕円銀河
などがあります。
先日、初の撮影に成功した超大質量ブラックホールは
M87の中心にあります。
ブラックホールについては、
以下の記事で詳しく説明してありますので、
よろしければご覧ください。
↓ ↓
ブラックホールとは その正体と仕組み・成り立ちについて
おとめ座銀河団から地球までの距離は、
約6,000万光年。
感覚がおかしくなりそうな数字が
先程から出てきてますが、
おとめ座超銀河団はさらにBIGです!
おとめ座超銀河団とは、
おとめ座銀河団を中心に広がる超銀河団で、
大きさは約2億光年!
その中に、100個以上の銀河群や銀河団が
含まれているんです!!
私たちがいる天の川銀河やアンドロメダ銀河、
大マゼラン雲などから形成される局部銀河群も、
おとめ座超銀河団の中に含まれています。
銀河群とは、50個か、
それ以下の数の銀河の集まりで、
銀河団とは、数百から1万ほどの
銀河の集まりのことをいいます。
つまり、数(規模)の違いで銀河団・銀河群と
呼び分けているんですね!
その、銀河群や銀河団が
100個以上って・・・
スケールが大きすぎて
ついていけません^^;
おとめ座の見つけ方
さて、おとめ座の見つけ方ですが、
北斗七星の柄杓の柄を起点とした、
春の大曲線から探すのが
手っ取り早いと思います。
上図のように、
北斗七星のひしゃくの柄の部分を
弓なりに伸ばしていくと、
まず初めに突き当たる明るい星が
うしかい座のアークトゥルスです。
そして、その曲線をさらに延長していくと、
また明るい星に行き当たります。
それが、おとめ座のスピカです。
春の大曲線が見える時期については
以下の記事をご覧ください。
↓ ↓
春の大曲線の探し方 見える時期と方角 月ごとの動きのまとめ
おとめ座のスピカは、
全天で16番目に明るい1等星なので、
比較的見つけやすいと思います。
春の大曲線などを元に、
ぜひ、夜空でおとめ座を
見つけてみてくださいね!
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