カシオペア座といえば、
”W”の形で有名な星座ですよね!
形以外の特徴として、
どんな恒星があるのか
カシオペア座に属する星雲
カシオペア座のギリシャ神話
など、カシオペア座について
まとめました。
カシオペア座の特徴と恒星の名前
カシオペア座の特徴といえば、
まず挙げられるのが”W”の形ですね!
(上の画像では逆向きになって”M”の形になってますが・・・)
夜空で良く目立つので、
一度はご覧になったことがあるかと思います。
その独特の形から、
・山形星(ヤマガタボシ)
・錨星(イカリボシ)
・弓星(ユミボシ)
・五曜の星(ゴヨウノホシ)
などの和名もあります。
そして、北斗七星と同じく、
北極星を探す目印になることと、
北極星に近いので、
一晩中沈まない周極星である、
ということです。
周極星の意味については
こちらをご参照ください ⇒ 周極星とは
次に、カシオペア座を構成する
主な恒星を見ていきましょう!
α星・・・シェダル:2等星
アラビア語で”胸”の意味。
地球からの距離は、約230光年。
β星・・・カフ:2等星
たて座δ型変光星(脈動変光星の一種)
アラビア語で”染めた手”の意味。
地球からの距離は、約55光年。
γ星・・・2等星 変光星
固有名は無く、中国語で”ツィー(鞭)”
と呼ばれることがある。
地球からの距離は、約550光年。
δ星・・・ルクバー:3等星
カシオペヤ座γ型変光星
アラビア語で”椅子に掛けた貴婦人のひざ”の意味。
地球からの距離は、約100光年。
ε星・・・セギン:3等星
Wを構成する5つの中で一番暗い星。
地球からの距離は、約410光年。
その他、カシオペア座には超新星残骸が
2つあります。
SN1572・・・1572年に、ティコ・ブラーエによって
初めて観測されたので、”ティコの星”
とも呼ばれている。
カシオペヤ座A・・・全天で最も電波強度が強い
あと、主な散開星団として、
M52・M103・NGC663・NGC7789 等
主な星雲は、
NGC281・・・パックマン星雲(散光星雲)
IC1805・・・ハート星雲(散光星雲)
IC1848・・・胎児星雲(散光星雲)
カシオペア座の神話と周りの星座の物語
カシオペアは古代エチオピア王・ケフェウスの
王妃で、アンドロメダ姫の母親です。
カシオペア座のギリシャ神話ですが、
ざっくり言ってしまうと、
カシオペアが自分の美貌自慢をして、
(娘の自慢をしたとの説もあり)
神々の怒りを買い、
娘であるアンドロメダが生贄にされかけ、
ペルセウスに助けられる、
という物語なんですが、
この神話については以下の記事に
詳しくまとめてありますので、ご参照ください。
↓ ↓
ペルセウス座の神話 アンドロメダ座とカシオペア座の伝説と由来【中編】
この神話では、アンドロメダ姫が
ひどい目に遭わされましたが、
元凶となったカシオペアは
お咎めなしだったのか、気になりますよね?
カシオペア座は周極星だと、
上の章で述べましたが、
これは、海神・ポセイドンが、罰として、
カシオペアの休息(海に沈んで休むこと)を
許さなかったためだ、と言われています。
また、星座の形は、両手を上に挙げ、
椅子に縛り付けられた形として描かれています。
これも、日に一度は逆さ吊りの形になるために、
ずっと罰を受け続けていいるのだ、
といわれています。
亡くなった後、天に上げられ、
永遠に罰を受け続ける羽目になるとは
思ってもいなかったでしょうね・・・
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