ギリシャ神話に出てくる
翼の生えた天駆ける馬、
といえばペガサスですよね!
このペガサスが天に上げられて
”ペガスス座”になった、
といわれていて、
星座になったらなぜ
ペガサスがペガススになるの?
”ペガサス座”
ではいけないの?
などと、疑問に思っていました。
”ペガスス座”と”ペガサス座”
一体どちらが正しいのか、
解明してみたいと思います。
ペガスス座とペガサス座の違い どっちが正しい?
”ペガスス” ”ペガサス”
どちらの表記も見かけますよね?
これって、どちらが正しいんでしょうか?
実は、これは、日本語としては、
どちらも正しいんです。
日本語としては、というより、
外国語の日本語表記としては、という方が
より正確かもしれませんね。
というのは、
”ペガスス”というのはラテン語の発音で、
”ペガサス”は英語での発音なんです。
なので、”ペガスス”も”ペガサス”も
どちらを使っても間違いじゃないです。
ただし、普通に会話する上では
全然問題ないんですが、
日本での星座の正式名称となると
話は別なんです。
現在、星座の数は全部で88個ありますが、
これは、1922年の国際天文学連合設立総会で
ラテン語での正式な星座名と
その略語とともに決定されました。
日本では、初め、外国語訳の差によって、
星座も若干表記が違うものもありましたが、
1952年の日本学術会議で正式な訳名
(平仮名・片仮名表記)が決定し、
それが現在の日本での
星座の正式名称として引き継がれています。
それによると、
日本での正式名称(和名)は”ペガスス座”
となります。
(ラテン語名:Pegasus 略号:Peg)
なので、学校のテストなどでは
”ペガスス座”と書かないと
×になるかもしれませんね。
ギリシャ神話に出てくる天馬のことは
一般的には”ペガサス”で浸透しているので、
”ペガサス座”でも
良さそうなんですがねぇ・・・
まあ、星座に限らず、
”学名”というのはラテン語表記が常なので、
結論としては、”ペガスス座”が正しい、
ということになります。
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