ペルセウス座の神話、後編です。
アンドロメダを救出し、
妻として共にセリポス島へ
帰ってきたところからの話です。
ペルセウスの誕生とメデューサの討伐、
アンドロメダとの結婚までの物語は
こちらをご覧ください!
↓ ↓
ペルセウス座の神話 メデューサの首の物語【前編】
ペルセウス座の神話 アンドロメダ座とカシオペア座の伝説と由来【中編】
ペルセウス座の神話 アンドロメダとの結婚 その後の物語
ペルセウスがアンドロメダと共に
セリポス島に到着すると、
母・ダナエと王弟・ディクテスは
祭壇に身を隠していました。
セリポス島の王・ポリュデクテスが、
ダナエに后になるよう無理強いしたため、
避難していたのでした。
ペルセウスは王とその家来たちに
メデューサの首を突きつけ、全員を石化し、
母とディクテスを助け出しました。
そして、王弟・ディクテスが
セリポス島の王となりました。
ペルセウスは、助けてくれた神々に感謝し、
借り受けた道具を返し、
メデューサの首は
女神・アテナに献上しました。
数年後、ペルセウスは母・妻とともに、
祖父・アクリシオス王に会いに、
アルゴスへと帰国しました。
※母・ダナエはディクテスの后になった、
という説もあります。
しかし、アクリシオスは神託を恐れて国を捨て、
ラリッサへと逃亡してしまったので、
ペルセウスがアルゴスの王になりました。
その後、ラリッサの町で開かれた競技大会に
ペルセウスが参加することになり、
円盤を投げたところ、手元が狂って
観客席に飛び込んでしまいました。
そして、運悪く、老人に当たってしまい、
その老人は亡くなってしまいました。
この老人こそが、アクリシオスで、
ここに神託は実現しました。
ペルセウスはこのことを深く悲しみ、
元々祖父の国であったアルゴス領を
従兄弟のメガペンテスに譲り、
替わりにメガペンテスの領地であった、
小国・ティリュンスを貰い受け、
その後は、アンドロメダと
幸せに過ごしたということです。
※一説によると、古代都市ミケーネを発展させ、
ミケーネ王家の創始者となった、
ともいわれています。
二人は死後、アテナによって天に上げられ、
ペルセウス座とアンドロメダ座になりました。
まとめ
ペルセウス座の神話は、最初、
一記事にまとめて書こうと思っていたんですが、
あまりにも長すぎて、わかりにくいため、
3つに別けさせていただきました。
ペルセウス座の神話の前編・中編である、
ペルセウス誕生からアンドロメダとの結婚までの話は
別記事にまとめてありますので、
そちらの方もぜひご覧ください!
↓ ↓
ペルセウス座の神話 メデューサの首の物語【前編】
ペルセウス座の神話 アンドロメダ座とカシオペア座の伝説と由来【中編】