春の大三角ってご存知でしょうか?
春の夜空に、星で出来た、
きれいな三角形が見られるんですが、
三角形を構成する星の名前と、
それはどの星座の恒星なのか、
見つけ方はどうすれば良いのか?
など、春の大三角について
まとめました。
春の大三角とは 星の名前と星座
春の大三角は、
アークトゥルス・スピカ・デネボラ
という、3つの恒星を結ぶと、
ほぼ正三角形になります。
春の夜空にひときわ目立つ存在なので、
”春の大三角(春の大三角形)”
と呼ばれています。
3つの恒星は、
アークトゥルス・・・うしかい座
スピカ・・・・・・・おとめ座
デネボラ・・・・・・しし座
に、それぞれ属しています。
アークトゥルスは、うしかい座のα星で、
うしかい座の中で最も明るい恒星です。
全天で21個ある1等星の1つでもあります。
スピカは、おとめ座のα星で、
おとめ座の中で一番明るい1等星です。
デネボラは、しし座のβ星で、
しし座の中で、3番目に明るい2等星です。
春の大三角の見つけ方は?
春の大三角を見つけるには、まず、
北斗七星を探してください。
北斗七星は、北の空にある
ひしゃくの形をした7つ星で、
とても有名なので、
一度は目にしたことがあると思います。
その北斗七星の柄の部分を、
水を汲む部分とは逆のほうへ、
カーブに沿って伸ばしていくと、
オレンジ色の明るい星にぶつかります。
これがアークトゥルスです。
さらに伸ばしていくと、
明るい白い星にぶつかり、これがスピカ。
ちなみに、スピカからもう少し伸ばすと、
からす座にぶつかり、
からす座から北斗七星までの曲線を
”春の大曲線”といいます。
春の大曲線については、
別記事にまとめてありますのでご参照ください。
↓ ↓
春の大曲線とは 星座と星と探し方 観測しやすい時期と方角
アークトゥルスとスピカを結んだ線を底辺とし、
春の大曲線の弧の内側へ向かって
正三角形を作るように線をのばすと
その頂点にあるのがしし座のデネボラです。
デネボラはしし座の尾の部分にあたります。
関連記事