はくちょう座κ流星群って、
どのような流星群なんでしょうか?
流星群の活動時期や、
見頃の時間帯、
どの方角を見ればよいか、
など、
はくちょう座κ流星群について、
解明していきたいと思います。
はくちょう座κ流星群とは 時間と方角 仕組みと時期 母天体
はくちょう座κ流星群は、
毎年、8月上旬から25日頃に活動し、
8月18日頃にピーク(極大)を
迎える流星群です。
ピーク日時は毎年変わりますので、
その年の最新情報を
チェックしてくださいね!
今年・2020年のはくちょう座κ流星群の
最新情報はこちら!
↓ ↓
はくちょう座κ流星群 2020年のピークの時間帯と方角は?
κは”カッパ”と読み、
はくちょう座のκ星付近に
放射点(輻射点)を持つことから
はくちょう座κ流星群と呼ばれています。
放射点は”りゅう座”との境界付近なので、
昔は”りゅう座流星群”と
呼ばれていた時期もあったようです。
8月中旬のはくちょう座流星群の
放射点の方角ですが、
日の入りごろ(午後6時半ごろ)
北東の空、高度約60°の位置にあります。
そして、徐々に高度を上げていき、
午後9時~10時ごろに天頂近くに達します。
その後、北西の方向へと高度を下げていき、
日の出頃(午前5時ごろ)には、
北西の空、高度約10°の位置にきます。
毎年このような動きを見せますが、
流星は全天に流れるので、
放射点を観測する目的でなければ
どの方向を向いていても構いません。
1点を集中して見つめているより、
幅広くボーっと眺めている方が
流星は見つけやすいと思います。
ただ、放射点が高い位置のほうが
流星は観測しやすいので、
極大日の午後9時から10時ごろが
一番の見頃となります。
はくちょう座流星群は、
とてもおとなしい流星群で、
観測数も1時間に数個程度ですが、
ゆっくり流れる流星が多いのが特徴です。
そして、よく火球も観測されるので、
そういう意味では
見ごたえがある流星群です。
火球について、詳しくは
こちらをご覧ください → 火球とは
なお、はくちょう座κ流星群の
母天体は不明です。
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