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こと座ベガの神話 わし座アルタイルとの2つの牽牛織女伝説

投稿日:2018年12月1日 更新日:

こと座のベガといえば織女星、
七夕の織姫星ですね!
 

この星は、わし座のアルタイル
(牽牛星)との伝説が有名です。
 

今回は、こと座ベガと
わし座アルタイルの神話について
ご紹介します。

 
 

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こと座ベガの神話 わし座アルタイルとの牽牛織女伝説

織姫と彦星の七夕伝説は、
中国から伝えられたといわれています。
 

そして、この七夕伝説は2つあり、
それぞれ紹介していこうと思います。

 

1つ目の物語:牽牛・織女伝説

天の川のほとりに、とても美しい
天帝の娘が住んでいました。
 

彼女の名前は織姫といい、
美しい布を織り、天の住人の着物を
作る仕事をしていました。
 

ある日天帝は、とても働き者で自慢の娘に
婿を迎えてやろうと思い、

いろいろ探した結果、
真面目で働き者の彦星が目に留まりました。
 

二人を引き合わせると、
一目でお互いのことを気に入り、
結婚することとなりました。
 

二人はとても仲が良く、
楽しく暮らしていましたが、

一緒にいることが楽しすぎて
お互いの仕事を忘れてしまい、
全く働かなくなってしまいました。
 

その様子を見た天帝は怒り、
二人を天の川の東と西の岸に引き離し、
会うことを禁じてしまいました。

 

しかし、あまりに嘆き悲しむ織姫を見かねて、
年に一度、七月七日の夜だけ、
二人が会うことを許すことにしました。

 

それからは、七月七日に会えることを楽しみに、
織姫は機織りの仕事を、彦星は牛飼いの仕事を、

それぞれ真面目に働くようになった、
ということです。

 

七月七日になると、カササギの群れが
天の川に翼を並べて橋をつくり、
織姫を対岸へ渡してやるのですが、

この日に雨が降ると水かさが増して、
カササギが橋渡しをすることができなくなり、
二人は会うことができません。
 

この日に降る雨を催涙雨といい、
織姫と彦星が会えなくなって、
悲しみのあまり流す涙だといわれています。

 

また、別の説では、

雨が降るとカササギの群れが橋をつくり、
織姫を渡してやる、というものもあります。

 
 
 

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2つ目の物語:羽衣伝説

昔、天から舞い降りた天女が
水浴びをしていました。
 

そこへある若者が通りかかり、
天女のあまりの美しさに心を奪われ、

近くの木の枝にかけてある羽衣を
家に持ち帰りました。
 

しばらくして、若者が戻ってみると、
水浴びをしていた女性が泣いていました。
 

若者が声をかけると、女性は、
木の枝にかけておいた羽衣がなければ
天に帰れないので困っている、
と言いました。
 

天女に恋をしてしまった若者は、
天女を家に連れ帰りました。
 

そして、若者は羽衣のことは内緒にし、
天に帰ることができなくなった天女は
若者と結婚しました。
 

子供も授かり、二人は幸せに過ごしていましたが、
ある日、天女が羽衣を見つけ、
天へと帰ってしまいました。

 

天女は別れ際に、再び会いたければ
わらじを千足編み、
竹の根元に埋めるよう言い残し、
若者はその通りにしました。
 

すると、竹は驚く速さで成長し、
天へ向かって伸びていきました。
 

若者はその竹を登り、
天女に会いに行こうとしましたが、

編んだわらじは999足しかなく、
あと一歩が届きません。
 

若者の必死の叫びが天女に届き、
天女が若者を引き上げてくれました。

 

天女の父である天帝は、
若者のことをあまり良く思っておらず、
若者を試すことにしました。

そして、絶対に瓜を食べてはならない、
という条件の元、若者に
瓜畑の番をするよう命じました。

 

しかし、炎天下での畑の番はとてもつらく、
のどが渇いた若者は、

「一つくらいならわからないだろう」

と、瓜を食べてしまいました。

 

すると、瓜を切った途端に中から水が溢れ出し、
その水はみるみる大きな川となり、
若者と天女を隔ててしまいました。

 

悲しむ天女の姿を見かねた天帝は、
年に一度、七月七日の夜にだけ、
会うことを許した、と言うことです。

 
 

2つ目の天の羽衣の話は、ずっと、
天女が天へ帰って終りだと思っていました。

七夕の織姫・彦星伝説につながる
後日談があったんですね~
 

でも、1つ目の物語のほうが、七夕伝説として
より定着しているように思いますが、
いかがでしょうか?

 

こと座の神話・オルフェウスの物語はこちら!
     ↓     ↓
こと座の神話 悲劇でちょっと怖い話とその後の話
 

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