天文ブログ

天体ショースケジュールや天文現象について書いています。

星座・星・神話

へび座の主な恒星の名前と星団・星雲など星座の特徴について

投稿日:2019年7月29日 更新日:

へび座は、2つに分断されている、
ちょっと珍しい星座です。
 

はじめは、へびつかい座の
一部として扱われていたのが、

後に切り離される、という、
ちょっと変わった経歴をもっています。
 

へび座とは、どんな星座なのか?
 

星座を構成する主な恒星や、
星雲・星団など、

へび座の特徴について
まとめました。

 

 

スポンサードリンク


 

 

へび座の主な恒星の名前と星団・星雲など星座の特徴について


 

へび座は、トレミーの48星座の一つで、
とても大きな(長い)星座です。

 

へび座の最も大きな特徴は、
他星座(へびつかい座)によって、

頭の部分と尾の部分、
2つに分断されていることです。

 

これは、全天88星座の中で、
へび座ただ一つだけの特徴です。

 

 

古代においては、
へびつかい座の一部であったのが、

トレミー(プトレマイオス)
によって分けられ、

独立した一つの星座となりました。

 

とても大きな星座なんですが、
明るい星はあまりなく、

観測条件が良くないと、ちょっと
見つけにくいかもしれません。

 

 

では、へび座の主な恒星・星雲・星団を
見ていきましょう!

 

 

へび座の主な恒星

 クリックで拡大します

 

頭部分

 

α星・・・ウヌクアルハイ:3等星

     へび座の中で最も明るい恒星。
 

     α星:A・B・Cから成る三重連星。
 

     固有名のウヌクアルハイとは、
     アラビア語で”蛇の首”の意味を持ちます。
 

     地球からの距離は、約75光年です。

 

 

β星・・・シュウ:4等星

     固有名のシュウとは、
     中国の周王朝に由来します。
 

     地球からの距離は、約155光年です。

 

 

γ星・・・アインアルハイ:4等星

     固有名のアインアルハイとは、
     アラビア語で”蛇の目”の意味を持ちます。
 

     地球からの距離は、約35光年です。

 

 

κ星・・・Gudja:4等星

     固有名のGudjaとは、

     オーストラリアの先住民族の言葉で
     ”メルテンスオオトカゲ”の意味を持ちます。
 

     地球からの距離は、約330光年です。

 

 

λ星・・・固有名なし:4等星

     地球からの距離は、約38光年です。

 

 

尾部分

 

η星・・・固有名なし:3等星

     へび座の中で、2番目に明るく、
     尾部分では最も明るい恒星。
 

     見かけの二重星。
 

     地球からの距離は、約60光年です。

 

 

θ星・・・アリア:5等星

     三重星で、うち2つが二重星(連星)、
     一つが見かけの二重星。
 

     固有名のアリアとは、
     アラビア語で”太った尾”の意味を持ちます。
 

     地球からの距離は、約150光年です。

 

 

スポンサードリンク


 

 

へび座の星団・星雲

 クリックで拡大します

 

M5・・・NGC5904:球状星団

     北天最大の球状星団M13に次ぐ星団。
     
     10万個以上の星から構成されています。

     地球からの距離は、約24500光年です。

 

 

M16・・・NGC6611:散開星団+散光星雲

      散開星団(M16)と散光星雲(IC4703)が
      一緒になった天体。
 

      中心部分の柱状のガス塊は、
      通称”創造の柱”と呼ばれており、

      全体像は、鷲が翼を広げたような
      形をしているところから、

      別名”わし星雲”とも呼ばれています。
 

      地球からの距離は、約5500光年です。

 

 

へび座は、明るい星があまりないので、
全体像は掴みにくいかもしれませんが、

すぐ近くに有名な天体が多いので、
大体の場所は分かりやすいと思います。

 

さそり座・夏の大三角・春の大三角が作る
巨大な空間の真ん中あたりにあります。

 

これらの天体を目印に、ぜひ、
へび座を観測してみてくださいね!

 

関連記事

へび座の見つけ方 位置(方角・高度)などひと月ごとの動き

へびつかい座とは 恒星や星雲・星団・銀河など、星座の特徴について

夏の大三角とは 星の名前と星座 方角や見つけ方 動きなど

 

 

スポンサードリンク


-星座・星・神話
-

執筆者:

関連記事

おとめ座のギリシャ神話 デメテルとペルセフォネ・アストレアの伝説

おとめ座の由来となった ギリシャ神話をご紹介しています。   ギリシャ神話は複数の説が 伝承されていることが多いですが、 おとめ座の神話も   豊穣の女神・デメテルと その娘・ペル …

さそり座のギリシャ神話 星座の由来となった物語

さそり座は、 一等星のアンタレスをはじめ、 明るい恒星が多く、 その独特のS字形態から、 夜空でとてもよく目立つ星座です。   そんな、さそり座の由来となった、 ギリシャ神話をご紹介していま …

こぎつね座の星雲や星団、主な恒星など星座の特徴

こぎつね座は、 ろくぶんぎ座などと共に、 へべリウスが設定した 10の星座のうちの一つです。   比較的新しい星座である こぎつね座とは、 どんな星座なのか?   属する星雲や星団 …

さんかく座とは 銀河や主な恒星など星座の特徴について

さんかく座は、 綺麗な二等辺三角形の 小さな星座です。   でも、もしかすると、 ”さんかく座” という星座よりも、 さんかく座銀河(M33) のほうが有名かもしれませんね!   …

かに座のギリシャ神話 大蟹カルキノスとヘラクレスの物語

かに座のギリシャ神話を ご紹介しています。   夜空では目立たない星座ですが、 その由来となった ギリシャ神話でのエピソードも、 ものすごく控えめです・・・   健気で切ない大蟹・ …