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へびつかい座の神話 ギリシャの医神・アスクレピオスの物語

投稿日:2019年7月27日 更新日:

へびつかい座のモデルとなったのは、
アスクレピオスという人物で、
 

この人は”蛇使い”ではなく、
ギリシャ神話の名医です。

 

聡明で医学に長け、ついには
死者を蘇らせるまでに至った

アスクレピオスの生涯の物語を
 

できるだけ簡単に
解説していきたいと思います。

 

 

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へびつかい座の神話 ギリシャの医神・アスクレピオスの物語


 

ギリシャ神話の名医・アスクレピオスは、
太陽神・アポロンと、テッサリアの王女・
コロニスとの間に出来た子です。

 

アスクレピオスが生まれる前に、
コロニスはアポロンに射殺されてしまうのですが、
 

このあたりの物語は、
”からす座の神話”にて

詳しく説明してありますので、
よろしければご覧ください。
     ↓     ↓
からす座の神話 アポロンの使い鳥への罰か贖罪か!?

 

 

アポロンはお腹の中の胎児であった
自分の子を救い出し、

アスクレピオスと名付けて、
ケンタウロス族の賢者・ケイロンに託します。

 

ケイロンの物語については、
”いて座の神話”にて

解説しておりますので、
よろしければご覧ください。
     ↓     ↓
いて座のギリシャ神話 ケンタウロス族の賢者ケイロンの悲話

 

 

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アスクレピオスは頭が良く、
特に医学方面に優れた才能を発揮し、

師匠であるケイロンを凌ぐほどの
名医となりました。

 

 

イアソン率いるアルゴー号にも乗船し、

冒険を共にするなど、
医術の腕にさらに磨きをかけ、
 

やがて、ギリシャ一の名医と
呼ばれるまでになりました。

 

そして、蛇が薬草を用いて
死んだ仲間を蘇らせるのを見て、

ついには、死者をも蘇らせるほどに
医学を極めます。

 

 

しかし、冥界の王・ハデスは、

死者が次々、地上に取り戻されてしまっては、
冥界が衰退してしまう、と、

大神・ゼウスに訴えます。

 

ゼウスも、人間が増えすぎてしまうことを
懸念していたので、

ハデスの訴えを聞き入れ、
アスクレピオスを雷の矢で射殺します。

 

※アスクレピオスは、女神・アルテミスの
 願いを聞き入れ、アテナイ王子・
 ヒッポリュトスを蘇らせたため、

 ゼウスの逆鱗に触れた、という説もあります。
 

 このあたりの物語については、
 ”ぎょしゃ座の神話”にて

 解説しておりますので、
 よろしければご覧ください。
     ↓     ↓
ぎょしゃ座のギリシャ神話 ヒッポリュトスの物語

 

 

ゼウスは生前のアスクレピオスの功績を称え、
天に上げて”へびつかい座”とし、

アスクレピオスに
神の一員に加わることを許しました。

 

それ以降、アスクレピオスは医術の守護神として
人々に親しまれていくことになるのです。

 

 

へびつかい座(アスクレピオス)が
なぜ蛇を持っているのか、については

・蛇は脱皮を繰り返すところから
 不老不死の象徴だったから

・蛇の毒から良薬を作っていたため

・蛇から死者蘇生の術を学んだため

などと、様々に語り継がれています。

 

 

アスクレピオスが持っていた
蛇が巻き付いた杖:
”アスクレピオスの杖”は、

現在も、医療・医術のシンボルとして
用いられていて、
 

WHO(世界保健機関)の
シンボルマークにも使用されています。

 

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