天文ブログ

天体ショースケジュールや天文現象について書いています。

星座・星・神話

りょうけん座α星コルカロリ他 主な恒星や銀河など星座の特徴

投稿日:2019年6月16日 更新日:

りょうけん座って、
どんな星座かご存知ですか?
 

新しく設定された星座なので、
知名度はいま一つかもしれませんね。
 

りょうけん座は、
α星・コル・カロリ:3等星と、

β星・カラ:4等星以外には
目立った星はないんですが、
 

ユニークな銀河や星団が
たくさんある、

魅力的な星座でもあります。
 

そんな、りょうけん座について、

どんな恒星や銀河などがあるのか、
星座の特徴をまとめてみました。

 

 

スポンサードリンク


 

 

りょうけん座α星コルカロリ他 主な恒星や銀河など星座の特徴


 

りょうけん座は、元々は、
北斗七星のある おおぐま座の一部だったのを、
 

17世紀に、ポーランドの天文学者・
へべリウスが、”りょうけん座”として
新しく設定した星座です。

 

うしかい座のモデルとなった人物が連れている
2頭の猟犬に見立てて設定し、

北側の犬をアステリオン(小さな星)
南側の犬をカラ(可愛い者)と名付けました。

 

※うしかい座のモデルとなった人物については、

 ”アルカス”説

 ”イカリオス”説

 ”アトラス”説

 など、諸説あります。

 

うしかい座の神話については
以下の記事をご覧ください。
   ↓    ↓
うしかい座の神話 こぐま座・おおぐま座との関係と3つの説

 

 

主な恒星はα星(コル・カロリ:3等星)
β星(カラ:4等星)で、

星座の特徴としては、
こいぬ座と非常によく似ています。

 

こいぬ座のほうは、

α星がプロキオン:1等星
β星がゴメイサ:3等星で、

並び方もそっくりです。

 

 

 

りょうけん座の見つけ方は、上の図の通り、
北斗七星のすぐ近くにあります。

 

 

スポンサードリンク


 

 

りょうけん座の主な恒星

では、りょうけん座の主な恒星や
銀河・星団について見ていきましょう!

 

 クリックで拡大します

 

α星・・・コル・カロリ:3等星

     りょうけん座の中で最も明るい恒星で、
     α星Aとα星Bから成る二重星(連星)

     ラテン語で”チャールズの心臓”
     という意味を持ちます。

     別名”アステリオン”とも呼ばれています。

     地球からの距離は約115光年。

 

 

β星・・・カラ:4等星

     りょうけん座の中で2番目に明るい恒星。

     ギリシャ語で”可愛い者”
     という意味を持ちます。

     地球からの距離は約28光年。

 

 

γ星・・・ラ・スパーバ:5等星

     全天で”赤く見える星”の一二を争う恒星。

     ラテン語で”大きく美しいもの”
     という意味を持ちます。

     地球からの距離は約28光年。

 

 

りょうけん座の星団と銀河

次に、りょうけん座の星団と銀河を
見ていきましょう!

 

 クリックで拡大します

 

M3・・・NGC5272:球状星団

     50万個もの恒星から成り立ち、
     直径約180光年という、大きな球状星団。

     地球からの距離は約3万4千光年。

 

M51・・・NGC5194:渦巻銀河

      すぐ近くに伴銀河(NGC5195)があることから、
      別名”子持ち銀河”とも呼ばれています。

      地球からの距離は約2100万光年。

 

M63・・・NGC5055:渦巻銀河

      見た目がひまわりの花のようなので、
      別名”ひまわり銀河”とも呼ばれています。

      地球からの距離は約2400万光年。

 

M94・・・NGC4736:渦巻銀河

      セイファート銀河
 

※セイファート銀河は、アメリカの天文学者・
 カール・セイファートによって発見された銀河。

 明るい中心核(活動銀河核)と明るい輝線を
 持つのが特徴の、活動銀河の一種です。
 

      別名”ひなぎく銀河”とも呼ばれています。

      地球からの距離は約1600万光年。

 

M106・・・NGC4258:渦巻銀河

       セイファート銀河

       地球からの距離は約2100万光年。

 

 

りょうけん座には
魅力的な銀河がたくさんありますね!

 

星座自体は少し
わかりにくいかもしれませんが、

北斗七星を目印に、

星団や銀河なんかもぜひ、
観測してみてくださいね!

 

関連記事

りょうけん座の見つけ方 位置や方角など、ひと月ごとの動き

こいぬ座とは 特徴と見つけ方 プロキオン他、主な恒星

うしかい座の動き 見える時期と見つけ方について

 

 

スポンサードリンク


-星座・星・神話
-

執筆者:

関連記事

エリダヌス座の見つけ方 位置(方角や高度)などひと月ごとの動きについて

エリダヌス座は、 川がモデルとなった 珍しい星座です。   大きくうねりながら 天に横たわる姿は、 残念ながら、日本では、 南のほうへ行かないと 全てを見ることはできません。   …

ブラックホールとは その正体と仕組み・成り立ちについて

ブラックホールというと、   近付くもの全てを吸い込んでしまう存在 光速でも脱出不可能 捕まってしまえば、 何物も逃れることはできない・・・   などという、 恐ろしいイメージがあ …

わし座とアルタイルの神話 ゼウスとガニュメデス、大鷲について

ギリシャ神話は通常 幾通りものパターンがあり、 わし座の神話も 様々な説があります。   今回は、数パターンある わし座の神話について まとめました。     スポンサー …

からす座の神話 アポロンの使い鳥への罰か贖罪か!?

からす座のモデルとなったのは、 太陽神・アポロンの使いのカラス だといわれています。   真っ白で美しく、 賢かったカラスが なぜ今のような姿になったのか。   からす座の由来とな …

いるか座とは 主な恒星や星雲・星団などと見つけ方について

いるか座には、 4等級以下の星しかなく、 夜空では目立ちにくい 星座なんですが、   天の川が観測できるような 条件の良いところなら 一度見つけてしまえば 比較的よく目につく星座です。 &n …