おひつじ座は、
占星術の星座としては
華やかで情熱的な印象ですが、
星空での(天体としての)
おひつじ座は、
ちょっと地味で
あまり目立たない存在です。
そんな夜空での
おひつじ座の見つけ方や、
よく見える時期
ひと月ごとの位置や方角
などをまとめました。
おひつじ座観測の際の
お役に立てば幸いです。
おひつじ座の見つけ方 よく見える時期と位置・方角
では、おひつじ座の
ひと月ごとの動きを見ていきたいと思います。
おひつじ座の中で一番明るいハマル(α星:2等星)
の位置を追っていきます。
1月上旬
日の入りごろ(午後4時半ごろ)
東の空、高度約60°の位置にあります。
南中は午後7時ごろ。
高度は約80°、ほぼ天頂に位置しています。
午前2時ごろ、西の地平に沈みます。
2月上旬
南中は日の入り前。
日の入りごろ(午後5時過ぎ頃)
ほぼ天頂近く(やや南寄り)の
位置にあります。
午前0時過ぎには西の地平に沈みます。
3月上旬
日の入りごろ(午後5時半ごろ)
西の空、高度約55°の位置にあります。
午後10時過ぎには西の地平に沈みます。
4月上旬
日の入りごろ(午後6時ごろ)
西の空、高度約25°の位置にあります。
午後8時過ぎには西の地平に沈みます。
5月上旬
日の出(午前5時前頃)の
1時間ほど前に東の地平より顔を出します。
日の出の頃は、東の空、
高度約10°の位置にあります。
6月上旬
午前1時半過ぎ頃に
東の地平より顔を出します。
日の出ごろ(午前4時半ごろ)
東の空、高度約30°の位置にあります。
7月上旬
午後11時半過ぎ頃に
東の地平より顔を出します。
日の出ごろ(午前4時半ごろ)
東の空、高度約55°の位置にあります。
8月上旬
午後9時半過ぎ頃に
東の地平より顔を出します。
日の出ごろ(午前5時前ごろ)に
南中します。
9月上旬
午後7時半頃に
東の地平より顔を出します。
南中は午前3時ごろ。
高度は約80°、ほぼ天頂に位置しています。
日の出ごろ(午前5時過ぎ頃)
西の空、高度約55°の位置にあります。
10月上旬
日の入りごろ(午後5時半ごろ)
東の地平より顔を出します。
南中は午前1時ごろ。
高度は約80°、ほぼ天頂に位置しています。
日の出ごろ(午前5時半頃)
西の空、高度約30°の位置にあります。
11月上旬
日の入りごろ(午後5時前ごろ)
東の空、高度約10°の位置にあります。
南中は午後11時ごろ。
高度は約80°、ほぼ天頂に位置しています。
日の出ごろ(午前6時ごろ)
西の地平に沈みます。
12月上旬
日の入りごろ(午後4時半ごろ)
東の空、高度約30°の位置にあります。
南中は午後9時ごろ。
高度は約80°、ほぼ天頂に位置しています。
午前4時ごろ、
西の地平に沈みます。
おひつじ座の見つけ方は、
おうし座のすばる(プレアデス星団)と、
秋の四辺形(ペガスス座)の
ちょうど中間ぐらいにあります。
大体、上図のような位置関係です。
実際の夜空の様子は
以下のようになっています。
上の画像では、ペガスス座(秋の四辺形)が
映っていませんが、
大体の雰囲気はこんな感じです。
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