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ケンタウルス座アルファ星ほか主な恒星と球状星団・星雲・銀河など天体の特徴

投稿日:2019年4月29日 更新日:

ケンタウルス座は、
南半球を代表する星座で、

2つの一等星と、
4つの二等星を持つ、

大きく堂々とした星座です。
 

そして、
ケンタウルス座のアルファ星は、

太陽系から最も近い恒星

としても知られています。
 

今回は、ケンタウルス座や、
α星、その他、球状星団や銀河など、

ケンタウルス座の特徴について
まとめてみました。

 

 

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ケンタウルス座アルファ星ほか主な恒星


 

ケンタウルス座は、
トレミーの48星座の一つで、

1等星が2つ、2等星が4つ
という、

とても華やかな星座です。

 

しかし、南天の星座なので、

沖縄あたりまで行かないと、
全貌を見ることができず、
 

日本では多くの地域で、
上半身しか見えないのが残念です。

 

さて、ケンタウルス座の主な恒星を
ご紹介していきたいと思います。

 

 クリックで拡大します

 

α星・・・アルファ・ケンタウリ:一等星
 

     ケンタウルス座の中で最も明るい恒星で、
     全天で3番目の明るさ。
 

     ケンタウルス座α星A、ケンタウルス座α星B、
     ケンタウルス座α星Cの3つからなる三重連星
 

     ケンタウルス座α星Aの固有名は
     リギル・ケンタウルス

     ケンタウルス座α星Bの固有名は
     トリマン

     ケンタウルス座α星Cの固有名は
     プロキシマ・ケンタウリ
 

     ケンタウルス座α星Bと
     プロキシマ・ケンタウリは、
     太陽系外惑星を有すると言われているが、
     真偽は不明。
 

     プロキシマ・ケンタウリは
     太陽系から最も近い恒星で、
     その距離約4.2光年

 

 

β星・・・ハダル:一等星
 

     二重星である主星と、それに伴う伴星とで、
     三重連星系を成している。
 

     別名をアゲナといい、ラテン語で
     ”ひざ”の意味を持つ。

 

 

γ星・・・ムリファイン:二等星
 

     アラビア語で”誓いあうもの”
     の意味を持つ。

 

 

ε星・・・バーダン:二等星
 

     アラビア語で”荷馬(荷物を運ぶ馬)”
     の意味を持つ。

 

 

η星・・・固有名なし:二等星
 

     爆発型変光星

 

 

θ星・・・メンケント:二等星
 

     アラビア語で”ケンタウルスの肩”
     の意味を持つ。

 

 

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ケンタウルス座の球状星団・星雲・銀河など天体の特徴

 

では次に、ケンタウルス座に属する
球状星団・星雲・銀河などを
見ていきましょう!

 クリックで拡大します
 

ω(オメガ)星団・・・球状星団
 

      全天で最も明るい球状星団で、
      肉眼でも観測可能。
 

      最初は恒星として認識されていたため、
      ”ω”と名付けたが、後に星団と判明。

      恒星名のωをそのまま名称に使用し、
      ”ω星団”となる。
 
      地球までの距離は約1万7千光年
 

      約1000万個の恒星が集まっていると
      いわれている。
 

      ケンタウロスの人と馬の境目あたりに
      位置している。

 

 

ブーメラン星雲・・・惑星状星雲
 

      現在、宇宙空間の中で
      最も低温の天体だといわれている。
 

      推定温度は1k(ケルビン)
      絶対零度から1度高い-272℃

      現在その温度はゆっくり上昇中、
      であるという。

 

 

NGC 5128(ケンタウルス座A)
 

      強い電波を放出する電波銀河
 

      大きな楕円銀河と小さな渦巻銀河が
      衝突してできたと考えられている。

      (結果、渦巻銀河が飲み込まれてしまった)
 

      中心には太陽の1億倍ともいわれる
      超大質量ブラックホールがあると
      考えられている。

 

ブラックホールについては
以下の記事をご参照ください。
   ↓    ↓
ブラックホールとは その正体と仕組み・成り立ちについて

ブラックホールの種類 大きさや構造・性質について

 

 

IC 2948・・・散光星雲
 

      別名、走るにわとり星雲
      (ランニングチキン星雲)ともいわれている。
 

      IC2944(散開星団)がこの中にある。

 

 

Henize 2-104(Hen2-104・He2-104)・・・惑星状星雲
 

      おうし座にある”かに星雲”に似ていることから
      別名”南のかに星雲”ともいわれている。

 

かに星雲については
以下の記事をご参照ください。
   ↓    ↓

かに星雲とは 名前の由来と年齢や視直径・地球までの距離は?

かに星雲 超新星の記録 藤原定家が日記『明月記』に記す

おうし座かに星雲の位置は?見つけ方とひと月ごとのおうし座の動き

 

ケンタウルス座は、明るい恒星が多く、
とても大きな星座で、

日本のほとんどの地域で
全貌が見えないのが残念ですね。

 

馬のお腹のあたりに”南十字”を抱えていて、
とても華やかな星座なので、

沖縄以南、南半球へ行った際には
ぜひ、全体像を観測してみてくださいね!

 

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ケンタウルス座の見つけ方 見える時期とひと月ごとの動き

ケンタウルス座の神話 ヘラクレスとの因縁と一族誕生の物語

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