おおいぬ座は、
全天で一番明るい一等星・
シリウスを有する星座です。
シリウスは冬の大三角や
冬のダイヤモンドを形成する
星の一つとして
とても有名な恒星です。
おおいぬ座にはシリウスの他に
どんな恒星や星団があるのか、
など、星座の特徴について
まとめました。
おおいぬ座の特徴 シリウス他、主な恒星の名前
では、おおいぬ座の
主な恒星から見ていきましょう!
α星・・・シリウス:1等星
おおいぬ座の中で最も明るく、
また、見かけ上、地球から見える天体で、
太陽を除く、最も明るい恒星。
シリウスA・シリウスBからなる連星。
ギリシャ語で”輝くもの” ”焼き焦がすもの”
の意味を持つ。
冬の大三角・冬のダイヤモンドを
形成する星の一つ。
冬の大三角・冬のダイヤモンドについて、
詳しくは以下の記事をご覧ください。
↓ ↓
冬の大三角とは 星座の名前と星名 方角と探し方 消滅の危機とは!?
β星・・・ミルザム:2等星
ケフェウス座β型変光星(脈動変光星)で、
シリウスの1300倍の光度がある。
アラビア語で”預言者” ”先駆者”
の意味を持つ。
ε星・・・アダラ:2等星
全2等星中、最も明るい恒星。
アラビア語で”乙女たち”の意味を持つ。
δ星・・・ウェズン:2等星
アラビア語で”重量”の意味を持つ。
η星・・・アルドラ:2等星
はくちょう座α型変光星(脈動変光星)で
見かけの二重星。
アラビア語で”乙女”の意味を持つ。
ζ星・・・フルド:3等星
アラビア語で”孤独”の意味を持つ。
σ星・・・Unurgunite:3等星
γ星・・・ムリフェイン:4等星
アラビア語で”誓い合うもの”の意味を持つ。
VY星・・・かつて、直径が最も大きい恒星として
知られていたが、
現在は10番目くらいに位置する。
脈動変光星。
質量が非常に大きいので、
超新星爆発後はブラックホールになると
予想されている。
超新星爆発については
こちらの記事もご参照ください。
↓ ↓
ベテルギウスの超新星爆発 地球への影響は?ガンマ線バーストは直撃するか
ブラックホールについては、
以下の記事で詳しく説明してありますので、
よろしければご覧ください。
↓ ↓
ブラックホールとは その正体と仕組み・成り立ちについて
おおいぬ座の特徴 星団等
では次に、主な星団を見ていきましょう。
M41(NGC2287)・・・散開星団
シリウスのすぐ南側にある。
NGC 2360・・・散開星団
発見者・カロライン・ハーシェルの
名を取って、Caroline’s Cluster
とも呼ばれている。
NGC 2362・・・散開星団
おおいぬ座τ星を含むことから、
おおいぬ座τ星星団(Tau Canis Majoris Cluster)
とも呼ばれている。
おおいぬ座の見つけ方
おおいぬ座の見つけ方は、
オリオン座の三ツ星を目印にしてください。
三ツ星を、向かって左側の方向に
延長した先にシリウスがあります。
シリウスは、全天で最も明るい恒星なので、
すぐにわかると思います。
シリウスは、おおいぬ座の星座絵の
鼻の部分に当たります。
関連記事
おおいぬ座 シリウスとは 意味や・色 大きさ・地球からの距離など